解体工事では、近隣の住民から粉塵についてクレームがきたりして、トラブルになることがあります。 このページでは解体工事の粉塵トラブルについて、近隣への被害、クレームへの対処法、トラブルを防ぐための対策をご紹介します。
解体工事の粉塵トラブル

解体工事を行う上では粉塵によるトラブルに注意が必要です。
解体工事では建物を壊していくので、どうしても粉塵が舞ってしまいます。 近隣の住民から粉塵についてクレームがきたりして、トラブルになることもあるのです。
粉塵による近隣への被害
粉塵が及ぼす近隣への被害にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
健康被害

粉塵を吸ってしまうと、健康被害につながることがあります。
砂埃程度なら多少吸ってしまっても人体への被害はありません。
けれどアレルギー体質の人や小さな子どもが粉塵を吸ってしまうと、健康に害を及ぼす可能性があります。
住居内
近隣の家の外壁に粉塵が付着することがあり、時には部屋の中まで粉塵が入ってくることもあります。
洗濯物
解体工事をしている現場の近隣にある住居で干している洗濯物は、粉塵まみれになってしまいます。
車
粉塵が車に付着して、フロントガラスから前が見えないくらいに粉塵が積もってしまうことがあります。
近隣からクレームが出た時の対処

近隣の住民から解体工事についてのクレームが入った場合は、すぐに解体業者に相談しましょう。
クレームを無視して解体工事を続けていると、行政書士から指導が入って工事をストップされられてしまうこともあるので、クレームは無視しないで対応します。
即日、解体業者に対応してもらい近隣の住民へお詫びをすると安心です。
トラブルを防ぐための対策
トラブルが発生しないようにするのにどうすればいいのか、トラブルを防ぐための対策をご紹介します。
近隣へ挨拶まわりをする

解体工事を始める前に、近隣へ挨拶まわりをして工事についてお知らせしましょう。
挨拶まわりで粗品を渡す際は、挨拶文一緒に渡すのがおすすめです。
挨拶する時に伝えることを文章にして渡しておくことで「言った」「言わない」ということになるのを防げます。
一般的に挨拶文は業者が作成して配布し、粗品と一緒に渡してくれますが、一応業者に確認しておきましょう。
養生シートを設置する

解体工事をする際は、必ず解体したい建物の周りに養生シートを設置する必要があります。
養生シートで、粉塵の飛散を防ぐことができます。
まとめ
解体工事で粉塵が舞うことで、近隣の住民とトラブルになることがあります。
解体工事をする際は、トラブルの防止対策やクレームへの対処法を確認してから工事を依頼しましょう。
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